近鉄滝谷不動駅、駅舎横に建つ農業倉庫は昭和19年(1944年)、戦後間もなくの頃、ミカンの出荷倉庫として建てられたものだ。
駅名から分かる様に、この駅の近くには日本三大不動尊に数えられる滝谷不動尊があり、古くから28日の縁日には、不動信仰の参拝客とその参拝客を見込ん露天商が800メートルほどの参道沿いさに所狭しと軒を連ねた風景は
昭和40年頃を境に衰退の一途を辿ってきている。
とはいえ土地の記憶は
そう簡単に消え去るものではない。街の要所要所には先人たちが築いてきた工夫のあとが、目を凝らせば、薄っすらとではあるが、確かに存在している。今、時代の流れは速く
効率化や利便性を求める世の潮流の波に村の特性や郷土色といったものが洗い流されようとしている。そうなっていく事が何を意味するのかに気づいている人はほとんどいない。
日本の田舎はこれまで
都会を真似、田舎の良さの
価値を見出すことができないできた。
しかし今、世界の人たちから日本に
求められているものは
田舎を二流、三流の都会に近づけるのではなく
一流の田舎を目指し成長させていくことが求められている。
自分の生まれ育った土地に
誇りを持てないということは
他の土地に生まれ育った人たち
を認めることが難しくなるということだ。
不動神楽は目的のないスペースですが、だからこそ
今の時代が求める物質第一主義ではない
土地と繋がることを最上に
考えることで生み出される
豊かさの産物を共に分かち合える
場に育てていきたいと考えています。