2018・1.22タケヤネの里上映会

【タケヤネの里】

時代を少し遡れば日常の中に

竹を使った生活道具が溢れていた

竹は姿、カタチを変え我々の生活の基底を支えてきたと言っても

過言ではあるまい。

古代製鉄に使われるフイゴには

竹が使われていたし

祭祀・儀礼には竹は不可欠であり

音楽や茶道具、履物に収穫カゴ

これ程まで多岐にわたり利用されている植物は滅多とあるまい。

タケヤネの里は竹皮という

竹が脱皮した皮から

人の流通をおこし

手仕事を生み出し

文化を作り上げてきた。

竹皮という

小さな竹の落としものが

人間社会の構造に影響を及ぼしてきたのである。

又竹は実用性ばかりでなく

その成長のスピードや竹の持つ

特性から、非常にマジカルな

象徴として見られてきたようだ。

そんなトポスから

かぐや姫という竹の精霊と

人間界のやりとりを描いた

物語が産み落とされたのだろう。

蛇足ではあるがカグヤの作者は

紀氏であろうと言われている

紀氏の出自はこの映画の舞台

肥前の国は久留米一帯である。

真竹は120年に一度

花を咲かせ、一生を終える

その間 幾度

竹皮を脱ぎ捨てるのだろう

小さな小さな

竹の落としもの

その脱ぎ捨てたマトイの

後を追う旅は

我々のDNAを呼び起す

旅の始まりになるやも知れない。

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