歴史を振り返るということは
先人に思いを馳せるということである。
先人はどこからやって来
何を目指し・何を願い・何に畏れ
何を尊び・何に喜びを見いだし
そして何を残そうとしたのかを
知ることは
即ち文化を知ることである。
文化は人間の喜怒哀楽という
思いの中から生まれ
来訪者により刺激され
活気づけられ、そして語り継がれていくのである。
土地には名があり、意味がある
土地の産物は風土が育てる
たとえ我々がどこからやって来ようと、土地に馴染まず
風土に逆らって生きてゆくことは
できない。
我々は大いなる自然によって
生かされている存在であり
いうならば土地の産物である。
土地には土地にあった作物が実り
土地にあった産業が生み出される
我々の中には、それぞれの氏族の
特質がDNAによって色濃く引き継がれ、潜在意識の中に練り込まれ
意識化されるのを待ち望んでいる
DNAという太古からの記憶に
思いを巡らせた時
時間と空間といった概念は取り払われ、我々に根元のエネルギーを
もたらしめる。
歴史は出来事の羅列ではなく
記憶だけにとどまるものではない
太古より一度たりとも途絶えたことのない血脈のバトンの中継者として
我々一人一人が今ここに存在しており、DNAに刷り込まれた先人の
思いの上に又自身も生きてきた
経験と思いを上書きしていく
役割を持っているのだということに気づいた時
魂には力が漲り、どう生きれば良いかという人生最大のテーマに
対する答えが浮かび上がってくるのである。
歴史は単なる過去の記録ではなく
我々の心のふる里であり
根源の泉であるといえるのではないか?